妊娠中や産後はホルモンバランスが乱れやすく、抜け毛を引き起こしてしまう方は少なくなりませんよね。
抜け毛対策のために育毛剤を使用する事は問題ありませんが、全ての育毛剤を使用して良いわけではありません。
成人した体には影響がなくても、赤ちゃんには負担になってしまうものもあるからです。
- 正しい成分の見方を覚えて、赤ちゃんに影響のないもの正しく選ぶ
- どんな成分が人体に影響を与えてしまうのか、避けるべき成分とは?
今回はこの2つについてお伝えしていきます。
妊婦さんはカフェインを控えなければいけないように、育毛剤の避けるべき成分もしっかり覚えておきましょう。
目次
正しい成分・配合量の見方を覚える事が大切
これからお話しすることを覚えておけば、育毛剤に限らずどんな商品でもより安全なものを見極める事ができます。
成分・配合量の見方を正しく判断するのに大切なことは、商品を購入する時にパッケージに記載された全成分の表記を見ること。
成分表記というのは、配合量が多いものから順番に記載するよう国から定められています。
画像の場合ですと、主成分⇒精製水という順で配合量が多いことがわかりますよね。
もしも「成分:エタノール」からはじまる場合は、その製品の中身がほぼアルコールでできたものということになります。そんな商品は決して赤ちゃんに良い物とは言えません。
過剰摂取すると危険な成分が上にある場合は、使用を避けるべき!という判断ができるようになります。
成分・配合量の見方を覚えて、どんな成分が母体や胎児・赤ちゃんに影響を与えてしまうのか覚えておけば、より安心して育毛剤を選べるようになりますよね。
妊娠中・授乳中に避けるべき育毛剤の成分
バラペンは毒性のあるもの。防腐剤を懸念する場合はパッチテストをしましょう
バラペンとは主に、化粧品や育毛剤にも使用されている成分。
パラベンは防腐剤として使用される化学物質で、空気に触れると毒性が発生してしまう危険性があります。
体に良くない物として認識され、世の中の浸透はなくなってきましたが、製品を長持ちさせるためにまだまだたくさんの商品に使用されているので注意が必要です。
ただし、育毛剤は水を含んでいるもので腐ってしまいやすいため、防腐剤を一切使用していない物はほとんどありえません。
極端な話しになりますが、防腐剤が入っているものか・腐った育毛剤かという基準になり、腐った育毛剤のほうがよっぽど体に悪いというのは考えていただければわかっていただけるのではないでしょうか。
ですから、最近パラベンフリーとは言われているものの、変わりに何か違う防腐剤が含まれているのが現状なのです。
パラベンの変わりには、一般的にフェノキシエタノール(アルコールの一種)が含まれる物が多くなりました。
こちらのフェノキシエタノールは、パラベンよりは危険性が低く、安全性の高いものなので過剰に摂取しなければ退治や赤ちゃんにも問題はありません。
その他の防腐剤については、アレルギー反応・炎症がおきないかどうか基準になり、心配な方は事前にパッチテストをおこなってから判断するのが良いと言えます。
「肌への影響が心配」「敏感肌でどんなものも合わない…」「パッチテストでフェキシタノールが肌にあわなかった」という場合は、ブチレングリコール(BG)の防腐剤でしたらまだ肌への影響が低いと考えられています。
しかし、防腐効果はフェノキシエタノールやより劣ってしまい、他の防腐剤も含まれている場合があるかどうか、使用期間の短さも含めて確認したほうが良いと言えます。
着色料は遺伝子を傷つけてしまう恐れがあります
着色料は食品でも彩を与えるために含まれており、規定の使用量を超えていなければ人体に影響のない物とされています。
しかし、一部では遺伝子を傷つけてしまうという声もあり、懸念している方も少なくないでしょう。
最近の女性用育毛剤では着色料が使用されていない物が数多くありますので、ここの点は比較的安心して使用できると言えます。
念のため着色料が含まれているかいないか確認してから使用してくださいね。
安価の物は注意!鉱物油・石油系界面活性剤が含まれています
世の中でも人体に影響を与える物として認識されている鉱物油。
育毛剤・シャンプー・化粧品などに多く使用され、製品の品質や安全性を保つ物とされています。
成人した体であればある程度の免疫があるため、規定の配合量であれば問題ないともされていますが、過剰摂取すると以下の作用がおこってしまう場合もあります。
- 皮膚の呼吸を妨げる
- 毛穴をふせぐ
- 毛根細胞の働きも阻害してしまう
この作用により、薄毛の悪化・赤ちゃんへの影響が100%ないとは言いきれませんので、心配な方は鉱物油・界面活性剤フリーの物を選びましょう。
安価の大量生産されている物には、ほとんどの確率で含まれていますので、使用しているシャンプーなども確認してみて下さいね。
また、石油系界面活性剤も原料は石油から出来ている物なのでおなじことが言えます。
合成ポリマーは長期使用をおすすめしません
合成ポリマーは耳にしたことがある事も多いのではないでしょうか。
実は、おむつなどに使用されている成分で、水分を十分に吸収する事を可能としながら、膜を作りラップのようにガードしてくれる役割があります。
皮膚や地肌にあてると、肌がスベスベに滑るような感覚になり、決して不快感を与える事はありません。
しかし、肌に膜をつくられた状態になり、汗や油すらも通さなくなってしまうのです。
使用し続けていると、自力で水分を保持する事が難しくなってしまいますので長期にわたっての使用はおすすめしません。
香料は敏感な赤ちゃんに不要なもの
不快な臭いになるにおいを消したり、心地よい香り付けのために使用されている事があります。
香水や芳香剤に多く含まれていますが、長時間嗅ぎ続けると大人でも頭がクラクラしてしまうように、本来は人体に必要としている物ではありません。
成人の身体であれば抵抗のないにおいであっても、赤ちゃんは匂いに敏感なので、避けたい成分の1つと言えるでしょう。
どんな育毛剤なら安心して使用できるの??
危険な成分を見ていただきましたが、どんな物なら安心して使用できるのでしょうか。
それは条件として以下を重点に育毛剤選ぶをする必要があります。
- 女性用の育毛剤を使用する事
まず第一の前提として、男性用の育毛剤は使用する事をお勧めしません。これは男女兼用の育毛剤でも同じ事が言えます。
妊娠・出産による抜け毛は、子供を生まない男性の体・抜け毛と同じ原因な訳がありませんよね。
成分そのものに害があるものではなくても、配合量で女性に副作用を与えてしまう事すらあるので必ず女性用の育毛剤を使用しましょう。
- 無添加の育毛剤を選ぶ
無添加の育毛剤を使用する事が妊娠・授乳中の方には必要な条件です。
上記で説明してきた成分が含まれていない事を前提とし、その他の添加物も配合されていないほうが体には害を与える事はありません。
最近の女性用育毛剤は無添加の物も増えてきていますので、選ぶ条件として難しい事ではなくなってきています。
妊娠中・授乳中で安全な育毛剤を探している方は、⇒妊娠中・授乳中でも安心して使える女性用育毛剤【マイナチュレ】から、妊婦さんに選ばれるポイントはどんなところなのか・効果についても見る事ができますので参考にしてみて下さいね。
女性用育毛剤は胎児に影響がある?妊娠中・授乳中に避けるべき成分とその副作用とは?まとめ
妊娠中や産後の抜け毛に悩んでも、赤ちゃんに悪い成分が行かないのか?それが一番不安ですよね。
母体も赤ちゃんも共に健康で過ごすために、選んではいけない物・選ぶべき物の正しい知識を身に付けて育毛していきましょうね。き