育毛に効果的とされる亜鉛。
亜鉛は必須ミネラルで人間が生きていく中で大切な成分になります。
しかし、この働きはどのようなものなのでしょうか?どのように髪が変化するのか知っていますか?
また、亜鉛を摂取するにはどんな方法が良いのか、炭水化物やタンパク質のように分かりやすい栄養素なら分かるのですが、亜鉛となると、思い浮かびませんよね。
抜け毛・薄毛で悩む女性には是非知っておいてもらいたい情報なのでチェックして下さいね
目次
美しい髪をつくるのに「亜鉛」が必要なわけ
髪を育てるにはタンパク質を!とよく見かけますし、タンパク質で髪の主成分が成り立っている事は知っている方も多いと思いますが、正確に言うと、このタンパク質には種類があります。
髪の毛や爪は、ケラチンタンパク質といわれていて、このケラチンタンパク質を助ける役割として亜鉛がかかせません。
ケラチンタンパク質だけを体内に吸収しても、亜鉛が不足しているとうまく合成されず髪の毛が育たないのです。
簡単に言うと、水1割+日光9割=植物が育たない、ケラチン9割+亜鉛1割=髪が育たないという事。どちらかだけでもダメという事になります。
また髪はキューティクルで保護されていますがこれが剥がれると髪の内部の水分や脂分が抜けてしまい、髪がごわついて傷んでしまいます。
このキューティクルを保護するのも亜鉛の仕事です。そして、亜鉛はケラチンタンパク質よりも不足しがちで摂取も難しいのです。
亜鉛はどうして不足していくの?
この亜鉛は、1日の摂取量が成人女性で9mgが推奨されていますが、その分を摂取しても不足しがちと言われています。
その理由は、日常でも消費されやすい栄養素であるからです。
どのような日常生活が亜鉛を不足させてしまうのかというと以下の事が考えられます。
- ストレス
ストレスは脳が興奮性の神経伝達物質を抑制し、ストレスを補うために亜鉛が消費してしまいます。
- アルコール
アルコールは体内で分解されるときに亜鉛を消費してしまいます。
- 激しい運動
激しい運動や疲労感を感じると、体内の回復時に亜鉛が消費されます。
- 喫煙
喫煙すると亜鉛が消費されてしまいます。それは体内で活性酸素が発生し、このとき活性酸素を除去するために亜鉛を消費してしまいます。
見てお気付きのように、亜鉛は体内の環境を補う・整える・助ける役割として必要な成分である事がわかりますよね。
ですから反対に日常のちょっとした事でもどんどん消費れていってしまうのです。
亜鉛はどんな食品に含まれる?
毎日亜鉛を摂取したいと考えていてもどんな食品に入っているのか分からないと困りますね。
食材で言うと、1番多く亜鉛が含まれているのは生牡蠣。2個で理想の摂取量になります。他の食材は、牛肉(もも)、レバー(豚・鶏)、うなぎ、大豆、豆腐、卵黄、緑茶、カシューナッツ です。
亜鉛を毎日食材から摂取する簡単な方法
肉なら赤身の肉が基本です。豚なら、もも肉かロースが理想。その肉は薄切り肉1枚程度でOKです。たまご1個でもOK。
動物性のタンパク質を補うように気をつければ良いのです。特に赤身の肉は亜鉛の吸収の効率をUPしてくれますよ。
亜鉛の摂取し過ぎも注意
普段の食事から摂取していれば、女性の亜鉛摂取上限量30~35mgを超える事はなかなかありません。
しかし、薄毛を気にして亜鉛のサプリメントなどを過剰摂取・長期摂取し、食事でも摂取している場合には注意が必要です。
大きな副作用はないとも言われていますが、頭痛や吐き気、腎臓障害などを引き起こしてしまう場合があります。
女性の薄毛、改善・育毛なら亜鉛が効果的!明日から試せるマメ知識まとめ
亜鉛は料理をする過程や加工する段階で失われやすいため、せっかく食材に含まれていても失われてしまいます。
薄毛が気になるのなら亜鉛と相性の良い、ビタミンC、クエン酸も一緒に摂取できるよう気にかけて食事をしてみて下さいね。